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私も怖い事に

散歩してて、遠ーくにセントバーナードの囲いが見える所まで来ると・・・・
セントバーナードが囲いの外にはなれてる!!
見えたのは二匹。

これは、まずい。
ぐるっと迂回して、家に帰る事にします。


不審者のようにきょろきょろしながら歩きますよ。
少なくとも2匹はいたんですから挟み撃ちにされちゃーたまりません。
そして誰も吠えないように気を付けて歩きますよ。
犬は耳がいいですからね。




もう少しだ。
家はもうあの角を曲がって、もうひとつ角を曲がって2件目だ。
その最初の角にセントバーナードがっ!
セントバーナードもうちの犬たちも誰も気が付いてない。
そうっとバックバック。
が、見つかってしまいましたよ。
セントバーナードはまるでうちの犬たちの数を数えてでもいるように
そこに立ったままじっとこちらを見ています。
と、
猛然ととセントバーナードが走ってきてしまいましたよ。
いや、二歩くらいだけどね。
「頼むぞ、誰も吠えるなよ、吠えないで。カミィ、吠えないでよ」
私の願いもむなしくカミィが吠えてしまいました。

セントバーナードは、どのコにしようかなーと品定めするように、
みんなの匂いをチェックし、ちょっと噛んでみて逃げ回る5匹を味わってます。
ちょろちょろと動き回る家の犬たちを見て
楽しくて仕方ないと言う風に動き回り、うちの犬たちを追いかけます。


セントバーナードは幸いにも狩りをする犬ではないので
逃げ回るうちの犬をガブリとひと噛みとか、
前足で押さえつけて動きを止めるとか、
そういう事はないのです。

ただ、面白がって遊んでるのです。
ですが体格差があり過ぎます。
このセントバーナードは小さめだったけど、たぶん60㎏位あると思います。
(以前、このブリーダーさんに聞いたことがあります)
カミィで3㎏程度ですから20倍です。
ちょっとでも間違ったら、意図しなくても簡単に殺してしまえる体格差です。

全員を噛んだりつついたりしたあげく標的をカミィに絞ったようです。
遠くに家を建ててる最中の大工さんが見えました。
そっちの方向に引っ張るアイラを放します。
走るアイラにセントバーナードが走り寄りますが、
アイラが座りこみ威嚇。
この威嚇が効いたかどうかわからないけど、
セントバーナードはこっちへ戻ってきます。
はたしてアイラは大工さんが捕まえてくれました。
そして大工さんは、
犬を抱えしゃがみこみセントバーナードにぴったりくっつかれた私を遠くから見ています。

しゃがんだ私はセントバーナードの体に隠れてしまいます。
立ち上がれば私の身長をゆうに超えます。
そらー、誰だってこんな大きな犬においそれと近寄れませんよ。
助けに入って自分がやられるかもしれないんですから。

それでもその大工さんはこちらに近づきセントを押さえてくれます。
が、なにぶん犬が大きいですからね・・・・押さえきれるもんじゃありません。




イオナをかかえ、カミィを抱く私の腕からセントバーナードは
カミィの背中を咥えカミィを持って行ってしまうのです。
カミィがごろごろと転がって行きます。
連れ戻す、持って行かれる、これを何度も繰り返すうち、
リードごと引っ張られてしまい、カミィは走って逃げてしまいました。

逃げるカミィを追うセントバーナード、二匹は見えなくなってしまいました。
この時点で、もうカミィの命はないかもしれないと、思っていました。
セントバーナードがカミィを殺さなくても車に当たるかもしれません。


カミィを抱え大工さんからアイラを受け取り、カミィを追います。
ディアのリードも離れていたのだけど、ディアは動かなかったんですね。
ディアのリードを持ち、ラスカが居ない事に気が付きます。
でもまずはカミィです。


二匹を追う私が追いついた時には
カミィはうずくまり、セントバーナードがぴったりとくっついて
カミィが動くのを待っている所でした。
カミィは私をふり返り、私を必死で見ています。
ですが走り出せばセントバーナードにつかまるので動けないでいます。

私が近寄ったらセントバーナードはカミィを取られまいとしてカミィを咥えるかもしれません。
前足でカミィを押さえるかもしれません。
どうしたらいいんでしょう。


そこへ、もう一匹のセントバーナードが!
このセントバーナードは、あの囲いの中で私が一番好きだと言ってた一番大きいオスのセントバーナード。
体重80㎏はあると思います。
カミィを追ってるセントバーナードより一回り体が大きいです。

ここでは動かないほうがいいです。
声もあげないほうがいいです。
幸いにもカミィはもう一匹のセントバーナードの足元に声もあげずにうずくまってるし
ラスカは離れてどっか行っちゃってます。
吠えるコはいません。
しばらく、セントバーナード同士がみつめあい、
カミィとセントバーナードの様子を見ていたけど、
動きがないので「なぁんだ、つまらん」と言った風でプイっとどこか行っちゃいました。


そのあと、一緒に追いかけて来てくれた大工さんが、
近くを通ったお兄さんに「あれ(カミィ)、助けてくれ」と言っています。
その大学生らしき腰パンの若者は大声を上げ体を張ってセントを遠ざけようとしてくれます。
そのすきにカミィを抱き上げるとまたも私の腕からカミィを持っていこうとカミィの背中に噛みつきます。
かなり体格の良い若者でしたが、それでも相手はセントバーナード、
ヨロヨロズルズルとセントバーナードに押されながらもそれでも頑張ってくれました。

私はやっとカミィをこの腕に取り戻しました。



家は目の前だけど、ぐるっと回り道をして急ぎ足で帰ります。
両腕にイオナとカミィ、左手にアイラとディアのリード、右手にお散歩バッグ。
これじゃ走れないので急ぎ足で歩きながら周りを見つつ、カミィの顔を見ます。
よだれでべろべろだけど、血は出てないし目も鼻も口もちゃんとあって、私を見ています。

ここで、気が付きます。

右腕に抱いたカミィの後ろ足はぶらぶらですよ。
全然力が入ってません。
腰が抜けたのだろうか・・・・・
背中噛まれてますからね、背骨がどうにかなっちゃったのかもしれません。




途中のちょっと大きい道路で工事をしていた人が
「あ、茶色い犬・・・・」と言うので
「うちのです!」と言うと
「向こうの方に行ったよ」と教えてくれました。

ラスカの捜索ポスターは作らずに済むかも知れません。


ようやく家が目の前になるとカミィが足を動かしてます。
その足の動きをお腹で感じながら、心から「あぁ良かった」と思いました。
背骨が折れたとかそういう事ではないのでしょう。


玄関に4匹置いて、とりあえずカミィの背中と足を見ます。
背中、血は無し、4本足で取りあえずは立ってる。
アイラ、ディア、イオナ、取りあえずみんな流血無しでちゃんと4本足で立って私の顔を見ています。
今すぐどうにかなっちゃうってことは無さそうです。

さて、ラスカを探しに行きます。
工事現場の人の言う方に行くと小学生がラスカを抱っこして連れて来てくれていました。
黙って抱かれてるコで良かった。
嫌がって飛びおりでもしたら骨折騒ぎですもん。

小学生たち(5~6人いました)と工事現場の人に
お礼とセントバーナードがはなれてる事を伝え家に帰ります。
「気を付けて」とは言ったけど、
普通に健康的に育てられたセントバーナードは人を襲うようなことはまずないんですよね。
(絶対ではないけども)
実際、5匹を狙ったセントバーナードにとっては私は邪魔だったはずですが、
私の体に手をかける事すらありませんでしたから。
ただ、5匹を追ってて私の体を押して私が転んだとか、そう言うのはありましたけども。
私のすぐそばに顔が来た時は口の大きさに驚きました。
私の顔も一噛みに出来るくらい大きいんだもん。



家に帰ってさっとみんなの体を拭いたあと
上着を脱ぐと袖に血が!すぐにリビングに戻ってみんなを調べます。

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でも誰もどこからも血が出てないのですよ。
「私か?」と思ったけど手も顔も、どこからも血なんて出てません。


変だなーと思ったけど、一応病院へ行った方が良いかもしれません。
セントバーナードはまだそこらへんにいるかもしれません。
となると、タクシーで行くことになりますが、
タクシーだと2匹が限度です。
まずはカミィ、そして足が痛いとアピールするディアを連れていきます。




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家に着いた直後のカミィ



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セントバーナードのよだれたっぷり付き






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ここも



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ここも、お腹と手足以外は全部セントバーナードのよだれで濡れてるの。




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他のコたちは乾いてるのさ。




でも
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イオナは首筋によだれついてるし、
アイラも背中によだれついてたし、
ディアは痛いと言ってる前足によだれつき。





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いつからいなかったのかわからないけど、
セントバーナード事件と無関係の顔した無傷のラスカだけは
「今日の散歩はつまらなかったねぇ」と言った顔をしてるのだ。




怖かったので、この話はアップできないと思ってたけど、アップ出来ました。
ちょっと長くなったし、私も息継ぎしたいので(笑)一回区切ります。
病院の話などは次回
ちゃんとみんな生きてますのでご心配なく。

テーマ:パピヨン - ジャンル:ペット

  1. 2011/03/16(水) 08:17:30|
  2. セントバーナード
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