JKC会報より 理学療法 5


愛犬の理学療法 続きです。



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犬の理学療法の目的は、寝たきりにさせないこと

寝たきりにさせないためには
愛犬の体を支えたりつり下げたりしてでも四足でたたせ、
正しい状態で足の裏が床に着いているという間隔、
自分は立っていると言う感覚を忘れさせない事が大切です。


どんな事をしてでも、立たせておく。
そうすると、明日も立つ事が出来るからです。
ディアの場合は脱臼がしょっちゅう起こる足でもなんとか立って歩いていました。
それが立てなくなってしまったのは
雪が積もった道はでこぼこがあり一歩ごとに脱臼し、
歩けなかったことがきっかけだったのです。
雪が積もるまでは歩けていたのです。
朝や夕方のトレーニングは短時間でも毎日頑張っていました。
歩かなくなると歩けなくなるのです。
これは人間も同じですよね。



関節は動かさないと固くなって動かなくなってしまいますから、
毎日曲げ伸ばしをすること、
筋肉は鍛えないと弱ってしまいますから、
歩かせて出来るだけ筋肉量を落とさないようにします。
筋肉を鍛えることで、肺活量も増します。



筋肉は熱を生み出す所なので、
筋肉が落ちると冷えて来ます。
そして筋肉が落ちて血流が減ると栄養を運ぶ事が出来ず、
老廃物を運び出す事も出来なくなります。




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リハビリテーションを行う時の注意点
こんな表情やしぐさを見せたらすぐに中止する


痛がって鳴き声をあげた時、
飼い主が触っている場所を振り返って見たとき、
飼い主に歯をあてようとしたとき、
耳を後ろに引いたとき、
パンティングが始まったとき、
口の中の色が変わったとき、
などはすぐに施術を中止しましょう。


「リハビリ」となると、
少々無理でも足を伸ばす、とか
ちょっと嫌でも温めた方がいいという場合もあると思うので、
ここは飼い主が愛犬の様子を見て匙加減をすると言う事になるでしょうね。
ディアは我慢してればすぐに終わる事を知ってたので、良く耐えていました。
だから比較的短時間で終わるようの心がけていました。
何をする時も。





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正しい知識を持ちしてはいけないことをしない

当り前のことですが「してはいけないことをしないこと」がとても重要です。

してはいけないことをしない 

思わず笑っちゃうような事が書いてあります。
でも、わからない事もありますもんね。
ディアもきっと、私に「してはいけないこともされていた」に違いありません。
我慢強いことは必ずしも良い事ではないですね。



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マッサージ

足の先(指先)から上(心臓方向)に向かってやさしくなでます。
マッサージと言うと力を入れる人が多いようですが、なでる程度にしましょう。


足先は触られるのを嫌がるコが多いと思います。
うちは嫌でも私がやめないので、だいたい耐えてますが
今改めてさわってみたら、
イオナ・ナイル親子は嫌がって手をひっこめますし(触ろうとした段階で)
マッサージの最中も、鼻先を寄せます。
イオナは私の手をずっとなめてました。

これは
「こんな表情やしぐさを見せたらすぐに中断する」
の項目に当てはまるものがありましたね。
「飼い主が触っている場所を振り返って見たとき」ですね。
私はやめませんでしたけど。



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温める/冷やす

これは人間の場合と同じですね。
急性炎症の時は冷やす、慢性の炎症の時は温める。
マッサージの前も温めると書いてあります。


皮膚温をチェックしながら1回10~15分を1日に2~3回行うと良いでしょう。

温める場合はともかく、冷やす場合は
比較的ピンポイント的に小さいもので
本当に患部だけを冷やすような工夫が大切かなと思いました。
特に小さいコや痩せてるコは冷えやすいので。

温める場合暖か過ぎればすぐに舌を出すので、
目やすがわかりやすいと思いますが
冷やす場合はわかりずらいかなぁと思うので。

人間の場合でも例えば火傷した時に、冷やす場合。
保冷パックなどをあてて冷やしている場合、
火傷部分が冷たい、よりも周りが冷えて冷たくなって耐えられなくなってきますよね?
私がやりすぎ?とも思うけど、10分以上冷やすとか30分冷やすとか、
そんなに冷やしてたら凍傷になるでしょ、ってくらい冷たくなると思いませんか?





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つり下げてでも4本足で立たせる。

4本の足で立つこと自体がリハビリになります。
体全体を支えるハーネスやリング、
あるいはタオルなどを使った自作のけん引ベルトを使ってでも
立たせることが重要。


これは本当にそうです。
ただ立つだけでも全身の筋肉を使います。


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私はディアが歩けなくなってからも、
ごはんの時にはなんとか三本足で立たせていました。
筋肉がとか関節が、とかの他に
この姿勢の方が消化吸収も良いのじゃないかなと思ったからです。

この写真見ると背骨の変形がはっきりわかりますよね。
人間のおばあちゃんみたいにまーるくなってます。



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左後ろ足は(隠れて見えないけど)どうしても
伸ばしたり床につけたりが出来ませんでした。

JKC会報に書いてあるような
つり下げる方法では足が縮んでしまい無理でした。
ディアの足は力が入らずぶらんとしてるのではなく、
脳卒中患者などの拘縮(こうしゅく).のように
縮む方の筋肉が強力に縮んでしまっていたので。
(筋肉は縮む方の筋肉と伸ばす方の筋肉、セットですね。犬ももちろん同じです)
そしてディアの背中は、丸くなっている他に横方向にも曲がっていたので、
つり下げるというのがダブルで無理だったんです。
その理由で車椅子にも乗れなくなってしまったんです。





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円を描くように歩かせる

体重は内側にかかるため時計回りに歩けば右足を
反時計回りに歩けば左足を鍛える事が出来ます。
円周が小さいと不可は大きくなります。





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階段やスロープの上り下り

階段をゆっくり上り下りさせれば4本の足をそれぞれ鍛える事が出来ます。
特に登る時は後ろ足を、
下る時は前足を鍛える事が出来ます。


これは普通に歩く時もそうですね。
ゆっくり歩けば4本全部の足に負荷がかかり鍛える事が出来ます。
人間もそうですね。
ゆっくり歩けば一本の足にかかる負荷が大きくなります。
年とってくると歩幅が小さくなってきて、
ちょこちょこと早く歩くようになりますもんね。



愛犬の理学療法、あと1回続きます。

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テーマ:パピヨン - ジャンル:ペット

  1. 2017/01/09(月) 20:39:51|
  2. パピヨン's
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

大変為になりました
人間も同じですよね?
ワンコに教わる事が沢山あります。

又クロ様の知識や知恵は流石専門級ですね
  1. 2017/01/11(水) 15:09:10 |
  2. URL |
  3. マーチン #-
  4. [ 編集]

マーチンさん

人間も同じですねー。
犬と人間、全く切り離して考える人いるけど、
人間がかかる病気は全部犬もかかるし、
フロリネフは人間用の薬です。
人間も犬も哺乳動物としては大きく一つの塊として分類されますよね。
草を食べて血肉を作る草食獣とはいろんな部分が大きく異なります。

私は今回JKCの会報に沿った内容をアップしていますよー。
全然すごくありませーん。
  1. 2017/01/12(木) 00:21:10 |
  2. URL |
  3. kuro #-
  4. [ 編集]

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