JKC会報より 理学療法 2

高齢犬と暮らす飼い主の最大の悩みとは

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高齢になって歩けなくなるとトイレにも行けず、
水も飲みに行けなくなる。
自分で自分の体を移動させる事が出来るということは
健全で快適な生活を送る上でとても重要な事なのです。


ディアはどうだったかなぁ?
11月26日の朝死んだんだけど、
前日の25日は自分では動けなかったと思うなー。
でも、その前の日の24日は「もうご飯要らない」と言って
逃げて(自分で歩いて)たように思うなー。

足が立たない上に背骨が左側に曲がってしまい、
筋肉が落ちると、曲がり方はますますひどくなり
コロンと転んじゃうことも結構あったのよね。
転ばないようにと頑張って前足で体を支えてたなー。
偉いもんです。


愛犬が寝たきりになると飼い主の生活は大きく変わる

寝たきりになった高齢犬の介護で多くの飼い主が悩むのは
排泄と床ずれでしょう。


ディアの場合は、前の日までトイレに連れて行けば出ていたので、
その辺にたれられると困っちゃったけど、
最後まで下痢も便秘もなかったので、あまり困る事は無かったかな。
元気な時はちょっとしたことで下痢する事もあったのに
晩年は毎日二回欠かさず出ていました。
これは飲ませていたビール酵母やらコンチームやらミヤリサンなんかの
効果もあったと思う。
下痢すると一気に体力が落ちるし、
欠かす事の出来ないフロリネフやステロイドが
下痢で吸収できたか出来ないかを心配しなきゃならないので
下痢しなかっただけでも飼い主孝行だったと思います。



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床ずれになりやすい個所にピンクで印つけがされてます。
ちょっとでも出てる所は圧迫されるので床ずれになりますよね。
ディアはなりませんでしたが
寝たきりだった私の父親が床ずれになってかわいそうでした。

予防方として
定期的に体の向きを変える。(寝返りをさせる)
体の一か所に圧や摩擦やずれが起きないようにする。
皮膚を清潔に保つ。
栄養状態を整える。

とあります。




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高齢犬と暮らす飼い主に必要な心構えとは
一人で抱え込まず、頑張りすぎず、
家族や友達、介護施設を利用するなど誰かの力を借りる事が大切です。


高齢犬の介護施設なんて言うのがあるんですねー。
初耳です。
まぁきっと我が家の近くには無いのでしょう。
本当に困った時にはそういう施設があると知っているだけで精神的には助かりますよね。
私はディアとアイラ二匹飼いだった時に親の葬儀があり、
一晩動物病院に預けた事があります。



愛犬のために飼い主が出来る事

日ごろからよく愛犬を観察し変化にきずく事や
きちんと運動することが何よりも大事です。

愛犬のQOLを維持する事も飼い主の重要な役目です。
また動けなくなってもあきらめず獣医師に相談するなど
専門家のアドバイスを受けながら治療や理学療法を行いましょう。






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QOL維持のための環境を整える

暑さ寒さの温度調節


室内犬でも外飼い犬でも、ある程度は移動できる広さがあって
一番快適な場所で過ごせるようにしてあげるといいですよね。
人間がこのくらいでいいかな?と思っても、
犬によって快適温度はそれぞれです。
カミィやアイラのように暑がりなコもいればイオナのように寒がりなコもいて
「快適な温度」はその犬によって違うからです。
自分で選ばせるのが一番かなと思います。



寝返りなどの動作を妨げない程度に柔らかく暖かいベッド

これ、難しいですね。
低反発のマットレスとかマクラとか一時期流行りましたよね。
今もありますけど。
私はどちらも使った事がありますが、
低反発素材って暖かいと柔らかいんですよね。
だから体が沈み過ぎるので寝返りが打ちずらいし、
立ち上がる時に足に力が入らない。
24時間暖房の我が家では使えませんでした。
ダニがわきやすいと言うのも弱点ですね。
(マダニじゃないですよ。目に見えない方のやつね)


あんまりふわふわじゃ駄目だし、
ふわふわじゃないのは寝てて体が痛そうだし・・・・
ウールの毛布だと滑らず(アクリル毛布は重ねると滑りやすい)
良いんじゃないかなーと思っていたのだけど、
オシッコとかで汚しちゃった時の洗濯が困るかなぁ、
とか思ってるうちにディアには間に合いませんでした。

結局薄めのやっすいベッドが程良く、最後まで使いました。



起立や寝起き歩行時に滑らず柔らかい床。

ディアのように極端に足や腰が悪いと言う訳で無くても
高齢になると足腰が弱ってきます。
フローリングのように平らで固い床は滑るし、
クッション性が無いので足腰に響きます。
ディアもフリーリング部分は嫌い避けて歩いてました。
洗面所のクッションフロアも滑るので嫌いました。
最後の方では、キッチンの床も固いので嫌ってましたね。
そう考えるとうすっぺらなカーペットが一番いいのかなと思ったりします。
(厚いカーペットは歩きずらい)



階段のかわりになるスロープ

我が家では二階に犬を生かせなかったので階段には必要ないのだけど、
ソファーに上がれるようなとか
玄関の上り下り用にとか
そういう用途でスロープあると良かったのかもしれません。
ただ、ディアは背骨が変形しているので、
かなり幅広じゃないと落ちたりして危険だったと思います。
だから、ディアの場合に限って言えば無理だったかな。
ん~・・・いや、四本足でもよろけて危ない事もあるから、
本当に足に力が入らないコは使わない方が良いかも。
元気な年寄り用ですね。




いつでも使用できるトイレ

犬の生活空間の中に何か所もあるといいですね。




一緒に運動が出来る同居動物

この効果は計りしれません。
体を動かすと言う意味でも効果絶大ですが
精神面でも、利点が大きいです。
まぁ、飼い主は大変かもしれないけど。




食器を載せる台
(首の屈折度を少なくするため、
またオスワリの姿勢で食べられる)


これも少しの手間で効果は高いと思います。
ディアは出来る限り立たせて(三本足でしたが)食べさせていました。
ぐぐっと体調悪くなってからは、食べることが最優先だったので、
立たせることをやめ、オスワリの姿勢で食べるようになりました。


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ディア用の台は段ボールだったのですが。
これ良く働いてくれました。
もっとあとでは二個重ねてもう少し高さを持たせました。
あまり高すぎると飲み込みずらくなるので、
様子を見ながら高さ調節するといいです。
一度決めた高さも、犬の変化や様子で調整が必要になる事もあると思います。
ディアも高さを変えたので、段ボールで結局はやりやすかったってことになりますね。
高さ調節という点では。




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そして
「一緒に運動が出来る同居動物 」です。
我が家の場合は豊富でした。





前に中塚圭子さんのセミナーに行った時
老犬介護、してる最中の時はいつまで続くんだろうと思うけど、
だいたい1~2カ月くらいの事が多いんです。
だから、そうなった時は頑張って。
後悔しないように頑張って。

みたいなお話がありました。
(言葉や表現はちょっと違うと思うけど、内容的にはこんな感じ)




JKC会報より 理学療法 続けます。


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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

  1. 2016/12/24(土) 17:54:33|
  2. パピヨン's
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ペットが長生きになると避けられない問題ですよね。
いつまでも元気でいるようにと
願っているけど
いつかは来るんだものね。

QOLを考えると課題ばかりです(汗)
フローリング然り、ソファーなどの段差然り。
食器の台座だけは何とか対応しました。
母親は嫌がったけどね。
寝たきりになるとすぐ褥瘡ができますもんね。
実際に介護が必要になると
今の職場で良いのかと思ってしまう・・・。

  1. 2017/01/02(月) 20:50:26 |
  2. URL |
  3. チョビ姉 #-
  4. [ 編集]

チョビ姉 さん


人間社会で生きるには
いろんなルールや決まりの中で生きなくっちゃならないもんねぇ・・・
留守番が長いのも、これまた仕方ない事でもあるし・・・
つきっきりで24時間一緒なら病気にならないかというとそうじゃないし、
それで飼い主も犬も幸せかと言うとそうじゃないし。

基本的には、良く食べて良く動く(散歩・運動)が一番大事なことだと思っているよ。
アイラもディアも結局は最後まで自分で動けたしね。
  1. 2017/01/02(月) 22:27:14 |
  2. URL |
  3. kuro #-
  4. [ 編集]

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