どっちがいいのかなぁ 2

「どうしたらいいんだろう・・・」と思う選択を獣医師に迫られた事が
ディアで大きく2つ。
記憶に残ってる分だけど。
(最近記憶を捨てるまでの時間短すぎ。あっさりしすぎのkuroの頭です)

一つはアジソン病のフロリネフの件
ディアは2007年7月にアジソン病と診断されてから
ずっとプレドニゾロンとフロリネフを飲んでいます。
フロリネフは一番最初は週に3.5錠。
月に(4週)14錠ですね。
今は週に11錠。
月に(4週)44錠です。



フロリネフは血液検査の結果(おもにナトリウムとカリウム)を見て
量の調整をしていきます。
ディアの場合は、アジソン病確定後の翌週だったかに早くも増量しています。

その後、カリウムの上昇、フロリネフの増量、を繰り返してきました。
この9年間ディアの血の中には圧倒的に塩が足りないのです。

フロリネフを増やすとカリウムの数値は下がります。
でもまたすぐにカリウム値は上がってしまうのです。


この繰り返しを見て、何年か前に獣医師が

フロリネフを使っていてもカリウムが高いコがいる。
カリウムが高いまま現状を維持できるコがいる。


という話をしたうえで

このままどんどんフロリネフを増やしていくのか、
注射に切り替えるのか

(28日間に一回注射を打てば良いというのがある。
扱いは札幌と札幌近郊だと大学病院のみ)
それともこのままみて行くのか

と選択を迫られた事があります。


その時に、
「現在の元気が維持できればいいんです。
様子が変わったら、考えたいので相談させて下さい。」
と言いました。



そしてこのたび、腎機能の低下について言われました。
腎臓は治らない。
治療をしても「治す」治療ではなく、
現状を長く維持出来るようにすることしか出来ない。


積極的に検査をしたり少々辛い思いをさせても悪い部分を突き止めていくのか。
腎臓で何が起きているのか、ひょっとしたら腫瘍だったりするのかどうなのか。
他に悪い所、怪しそうな所を見当つけて調べて行くのか。

それとも何もしないのか。

・・・・ディアはエコーやレントゲンが出来ません。
調べたくても調べられない事が多いのです。
そして調べてもしもガンが見つかった場合はどうなんでしょう。
手術もできなければ抗がん剤治療も出来ないんですから、
ただただ、怖い気持になるだけでしょう。

だからと言って何もしないってのもどうなのか。
痛かったり危険だったりする検査のほかにも
まだ出来る事がある訳ですからねぇ。

それがセミントラの内服ですね。
あと炭の内服も。


これはイオナとカミィの手術をした獣医師にも言ってみたんです。
「腎臓が悪くなったら治らない。
薬などで「治療」しても、少し寿命を延ばすだけで、
結局は腎臓が悪いことから来る症状はいつかは出てくる。
最終的に尿毒症でけいれんを起こして死に至る。」
と言うような事を言われたんだ、と。
この獣医師は笑って「それはそうなんだけどね」と言いました。

「先生ならどうしますか?」と聞くまでも無く、
イオナとカミィの手術をしたこの獣医師なら
最大限の努力をしてあれこれと考え付く限りの「治療」を施すに違いないのです。

だから、この獣医師が良くって、
「腎臓は治らない」と言った先の獣医師は良くないと言う事では絶対ないのです。



この二人の獣医師は、私が今の住所(札幌の隣)に引っ越してきたあとで開業しています。
7年くらいの差があるのかな?
開業して「地域の獣医師」として周りのさまざまな環境に合わせて成長して行く。
その中でいろんな葛藤やらジレンマやらがあったりで悩みながら
今の病院(がある環境)としての地位とか位置とかを確立してなじんで行く。

私は別に偉そうなことを言ってる訳ではなく(実際偉くも何ともないし)
獣医師が(または動物病院の方針とか経営方針とかが)
開業からの時間の経過とともに変化して行くのを通院しながら見て感じてきました。


イオナ・カミィを手術した獣医師はまだこれから葛藤しながら変わっていきます。
でも今は最大限のパワーで出来る限りの治療をする、
そんな時期なのだと私は思っています。
偉そうに書いてるけど私は別に偉い訳ではありません。(二回目)



ディアのことについて、ひとつ前の記事にもアップしたんだけど、
急に悪くなると体が受けるダメージが大きすぎるんですよね。
そこから回復するために使うエネルギーが多すぎる、
回復する力が出せない場合もあると思うのです。


例えば腎臓が悪い。
薬を使っても使わなくても、最終的に行きつく所は同じだ。
それはそうでしょ。
誰だっていつかは死ぬんだし。

ただ、急に悪くなると体がビックリしちゃうでしょ。
急な変化に体が付いて行けずぐったりしてしまうでしょ。
そこから回復するのは大変です。
が、
ゆっくりと少しずつ悪くなる場合は体が慣れて対応して行きます。
少しの変化なら対応する力もあるし、体が弱っていて対応に時間がかかっても
悪くなるスピードに追いつく事が出来るんじゃないでしょうか。

突然悪くなって急に死んじゃうのか、ゆっくり死んでいくのか。
アイラは前者でしたし、
以前飼っていた猫は後者でした。

自分だったらどうだろうか。
「すごくつらくて苦しいけど、その時間は短時間」
って言うのと
「あんまり苦しく無く無理しなければ辛くないけど、
少しづつ出来ない事が増えて行く、そんな状態が長く続く」
って言うの。

あまり辛く無ければ辛くない範囲の中で
生活を楽しんで行く事が出来ると思いませんか?
年を取ると言うのはそういう事ですし。



やたらと長くなったけど、
アップしたかったのはこんなことだったのかなぁ?
なんだか自分でもわからなくなっちゃった。

ディアは強い。
体もだけど、気持ちも強い。
私はそのディアの強さを出来るだけ助けて行ってあげたい。
ディアの強さにあやかりたいって気持ちもあるなー。
知らないうちに私よりずっと年上になったディア。


083sr.jpg
いつもはだいたい、ここにいる ディア専用 シニア専用のシルバー席。


が、時々
ゴトンゴトンと音を立てて移動してきて

084hn.jpg
パソコンしてる私が見える所まで来る。


085hn.jpg
そして私の事じっと見てるのさ。
なんで見てるのかわからないけどね。
まぁ、見たいから見てるんだと思うけど。
耳が聞こえないとちょっと不安になっちゃう事あるのかなぁ?



関連記事

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

  1. 2016/06/18(土) 07:58:07|
  2. アジソン病・癌(ディア)2007年7月~
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

チョビもアジソン病の初期のころ
ディアちゃんと同じでした。
服用量がどんどん増えていきました。

先生から、服用しても病気が進む子と
安定する子がいる。
チョビ君は後者です。と。
これ以上増える場合は注射も考えて下さい。と。

幸い、チョビは今の量で安定しています。
(量は多いけどね)

遅かれ早かれ私も同じ決断を迫られる時が
来るのでしょうね・・・。

苦しいのが短期間と
そんなに苦しくないけど少しずつ
弱っていくのとどっちがいいかな~。

自分だと、前者かなー。
お独り様なので、
老後を他人のお世話に
なるのは心苦しい。
なので、ササッと逝きたいです。
「では、これにて失礼しま~す。」って。

チョビに関しては、
”そんなに苦しくないけど少しずつ弱っていく”
がいいな~。

苦しいのが短期間でも
あっという間に逝かれるのは
辛い。
自分勝手な言い分かもしれないけど。

アイラちゃんの時は非常に驚き
かなりショックを受けました。
愕然としたと言うか
恐かった・・・・。

ちゃんと看病したいなー。
心の準備期間が欲しいな~。
ちゃんと、お別れが言いたいな・・・。
でもそれは、ずっと先が良いな~!
  1. 2016/06/20(月) 01:17:11 |
  2. URL |
  3. チョビ姉 #-
  4. [ 編集]

チョビ姉さん

>でもそれは、ずっと先が良いな~!

ね、ほんとだよねー。
ディアくらいに弱って来ていてもやっぱりそう思うものー。

>老後を他人のお世話に
なるのは心苦しい。
なので、ササッと逝きたいです

これは私も同じ。
死ぬ時はね。さっさとでいいけど、それまでの過程がね。
例えば先週は大丈夫だった階段が今週はヒザfが痛くて登れないとか
先週は食べれていた肉が今週は下痢して食べられないとか
先週は140だった血圧が今週は170で頭が痛くて起きられないとか、
そんな急な変化ではなく、
痛いけどゆっくりなら階段登れて少しなら肉も食べれて
無理しなければ起きていられるとか、
ゆっくり弱っていくっていうのはそういうことね。

  1. 2016/06/20(月) 13:33:10 |
  2. URL |
  3. kuro #-
  4. [ 編集]

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