白内障の目薬

N-アセチルカルノシン

この記事にコメントをいただきました。
白内障の目薬の記事です。

「その後はどうされてますか?」とのご質問です。
結論から先に言いますと、現在は全く使ってないのです。


それは目薬が嫌だとか危ないと思っているという意味ではなく、
北海道が観光シーズンに入り仕事が忙しかったからです。
娘の引越しやらディアの足腰の事やら、
仕事も一時間早い出勤となり、
何かを考える余裕が全くなかったからなのです。
10月が過ぎれば稼働が落ちてくるものの、
今年の場合は10月にホテルの名前が変わるため、
稼働が下がっても忙しさは続きます。
そういう理由から、11月になったら、改めてゆっくり考えてみようと思っていたのです。


ですが、ありがたい事にこうしてアップの機会をいただきましたので
今現在の考えやら、そんなのをアップしようと思いますよ。

さて、コメントをいただいた記事は
mayuさんから頂いたコメントをアップしたものなのですが、
mayuさんはコメントするのも大変悩まれ、
コメントした後も削除しようか悩まれ、
勇気を持って書きこんで下さったコメントです。
私はmayuさんのコメントを大変貴重なものとして、ブログにアップしました。
改めてお礼申し上げます。
mayuさん、どうもありがとうございます。


最初からの経緯をさらっと書いた方がいいのかな。
今日初めて読んで下さる方もいらっしゃるかもしれないし。
いつも来て下さってる方は経緯は飛ばしてください。


一番最初はディアの「角膜変性症」だったのかなぁ。
目が部分的に白くなったの。
白いシミがあるみたいに。
その後、アイラの「ぶどう膜炎」「軽度の白内障」の診断と続き、
このあたりで、Nアセテルカルノシン主成分の白内障の目薬 (CAN-Cとかクララスティルとか) を
知ったんだったと思うなー。


ただ、
10年の臨床実験で白内障や視力の改善に効果があり
副作用がない事が確認されている。

とのことで、臨床実験は犬と人間となっているんだけど、
犬も人間も10年の臨床実験をしたのか?
10年の間には副作用は無かったかもしれないけど
11年目にはあるかも知れない訳で。
何しろ人は寿命が長いですからね、
20年30年と使い続けた場合はどうなのか?
そのあたりに疑問を持ち、買うのを見送ったのです。


ところがその後、「週刊V-magazine」というメルマガで、
どうも効果がありそうだという文献の翻訳が載ったことをきっかけに
使ってみることにしたのですよ。

買うのを見送ったとか使って見ることにした、その辺の経緯については
ブログの内緒コメントで教えて下さった方がいました。
内緒コメントでしたのでお名前は伏せますが、
改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

メルマガの記事です。
■犬の白内障に対するN-アセチルカルノシンを含む抗酸化点眼薬の効果:予備研究
The effect of a topical antioxidant formulation including N-acetyl carnosine on canine cataract: a preliminary study
Vet Ophthalmol. 2006 Sep-Oct;9(5):311-6.
David L Williams; Patricia Munday

目的:犬の白内障の治療でN-アセチルカルノシンを含む抗酸化点眼薬の効果を、
予備的非プラセボ対照非盲検で判定する

動物:核硬化から全体成熟白内障の範囲の水晶体混濁を持つ種々の犬種および年齢の犬30頭

方法:抗酸化グルタチオン、アスコルビン酸システイン、L-タウリン、リボフラビンを含む
緩衝溶媒の2%N-アセチルカルノシン点眼液(Ocluvet, Practivet, Phoenix, AZ, USA)を
1日3回犬に点眼した。
治療前と治療継続中の2、4、8週目に、薬物による瞳孔拡張後、
直接および間接検眼鏡検査およびスリットランプ生体鏡検査を行った。
各検査の日に徹照法写真撮影で3枚写真を撮影し、水晶体混濁の写真考証を行った。
画像を交差する各ピクセルのグレースケールレベルの統合により判定する
水晶体透明度指数(LOI)をデジタル画像のコンピューター画像解析により評価した。
最初のLOIを基準とする各動物の平均LOIの変化を判定した。

結果:30頭の犬の58の眼を評価し、22個は成熟白内障、13個は未熟白内障、
9個はぶどう膜炎のような他の眼内疾患に関係する白内障、14個は核硬化のみだった。
1頭は過去の眼球摘出により片方が無眼で
1頭は過去のぶどう膜炎誘発緑内障により片方の眼球に異常があった。
画像分析では全ての白内障群の平均LOIの低下
(全ての白内障に対し平均2.3±0.33%の混濁解消)を示したが、
統計学的に有意だったのは未熟白内障(平均4.5±0.33%の混濁解消)、
あるいは核硬化の眼(平均5±0.37%の混濁解消)だけだった。
水晶体混濁の減少は成熟白内障(0.5±0.4%)および
眼内炎症に関係する種々の白内障(1.3±0.4%)の眼にも見られたが、
それらの変化は統計学的に有意ではなかった。
しかし、研究終了時の視覚能力のオーナーの評価は、80%の症例で視力の改善を示唆した。

結論:この研究はN-アセチルカルノシンを含む栄養性抗酸化点眼薬の使用により、
犬の白内障のかなりの症例で水晶体の不透明化がある程度減少することを示す。
水晶体の不透明化は、未熟白内障あるいは核硬化の眼で治療により改善したが、
成熟白内障あるいは眼内炎症性病態に関係する白内障の眼で改善は少なかった。(Sato訳)



使って見た結果
ディアの目の白い部分はずいぶん小さくなり、
全体にうっすら白くなっていた黒目部分も、以前より黒く見えるようになりました。
視力については全く効果ないか悪くなっているように思いましたが、
ディアの場合、視力と言うか視野が狭くなってきている感じなので、
視力とか目薬の有無は関係ない所なのかもしれません。
アイラの場合はほとんど効果がないように思います。
これは上記メルマガの
眼内炎症性病態に関係する白内障の眼で改善は少なかった。
これに当てはまるのだと思います。


続いて、mayuさんが書きこんでくれた内容は

うちの掛かり付けの院長が眼科専門で
私の主治医は一昨年末に虹の橋に行った
ミルが脳腫瘍だった関係で腫瘍の資格を持った
副院長先生なんだけど
シニアも多いから目の検診だけは院長先生にお願いしているの。

実は個人輸入のサイトで私も何度かこの点眼薬を購入した経験もあり
前に検査の時に伺った事があって

詳しく説明してもらったんだけど
難しいことはあまり覚えていなくて(すぐ忘れる)
自分に合わせてすごく簡単に単純に覚えているのは
老齢と共に白くなってくるのは仕方がなくて
この目薬は白くなったゼリー状の物を流してしまう
黒目が綺麗に戻ってきているように見えるだけなんだ
見た目は白く濁って見えるそのゼリー状の物も
それは目にとっては必要な物だから
流してしまってはいけないんだ。
そういう説明をされて点眼するのを止めたの。



mayuさんが書かれている通り
詳しい事は覚えていないということで、
先生が言った事の言葉そのままとかニュアンスとかそういうのを
コメントで全部再現している訳ではありません。
(念のため、書き添えました)

それでも、私には十分衝撃でした。
目薬の説明にある、「抗酸化作用で白濁を治す」のではなく、
白い部分を取っていると言う事なんですね。

う~む・・・これってどうなんでしょう。
ディアの目は白い部分が薄くなり、黒目が黒くなりました。
アイラはほとんど効果がなく白い部分は白いままです。
アイラの白い部分はなぜ取れなかったんでしょう。

今後の使用については悩んだ上で、ちょっと考えるまで保留にしとこう、と
今日に至ってるんですが。

カリーユニとかの白内障の目薬は
「効果がない・気休め」と出さない先生もいるし、
たとえ気休めでも出す先生もいる。

犬ご飯は手作り推奨派の先生もいれば
ドッグフードを食べていれば間違いなく安心であるという先生もいる。


ワクチンは3年に一回の先生もいれば
絶対毎年接種の方針の先生もいる。

我が家のディアは、近所の先生が「手術対象」と診断したけど
専門医は「手術しなくてよい」という診断だった。


先生によってもいろんな考え方があるのだと思うのです。
ディアが足と腰を診てもらった病因は骨とか関節とかの専門医です。
その先生が「手術しなくてよい」と言うのだから、おそらくその通りなのでしょう。
アジソン病とか年齢の事も考え合わせての結論だと思うんですけどね。
でも、私は今でも、ディアの右足さえ治してくれたら、
ちゃんと歩くことが出来るし、ちゃんと歩ければ
腰への負担はぐっと少なくなる、と思っています。


そんな風に一つの事に対する考え方ってそれぞれなのかもしれません。
答えは一つだけじゃないのかもしれません。



ディアのかかりつけ獣医師は「変性(白濁)しちゃってるのは治らない」って言ったけど、
実際にディアの目の白い部分は治ってるし
全く違う例なんだけど
酸化で茶色くなったリンゴをオレンジジュースにつけておくと白く出来るんですよ。
ビタミンCの抗酸化作用で、茶色くなったものを白く戻せるんです。
N-アセチルカルノシン の抗酸化作用も、白内障に効くのかもしれない。


ただ、薬って口から飲むのだけじゃなく、
塗り薬でも目薬でも、体に入ってきたものは全部、
腎臓・肝臓で代謝排泄するわけなんですよね。

我が家の場合はディアがアジソン病で、
先日の血液検査で腎臓の数値が良くなかったことから、
絶対に必要だ、というもの以外のものを長期継続するのは、
あんまりしたくないと考えています。
サプリメントなども毎日必ずは摂りたくないと思っています。
休肝日ならぬ休薬日、みたいにお休みの日があった方がいいと思っています。

今後の目薬の使用に関しては

使う→治る→やめる→白くなる→使う→治る→やめる

こういうローテーションで使っていこうかなぁと、
今現在は思っています。



長くなってしまいました。
また大変お待たせいたしました。
ご参考まで。



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  1. 2014/09/25(木) 19:27:01|
  2. パピヨン's
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

大変詳細に書いていただき、ありがとうございます。
kuroさんがふたりに同時に点眼したことも、すごく参考になりました。
白いゼリーを流してしまう目薬だとしたら、なぜアイラちゃんの目は白いままなのか?
目薬の説明では、「抗酸化によって黒く戻せるが初期の子にしか効かない」など個体によることが書いてありました。
ということは、やはり流しているのではなく抗酸化作用があるのではないか??
なんて考えたり。
でも、kuroさんのこの記事を読んで私も考えがまとまりました。
我が子もシニアになってきて、腎臓が心配です。
まずは、治せるとおっしゃっている鍼と漢方の先生がいるので、診てもらおうと思います。
そのあとダメだったら、kuroさんとおなじように休み休み目薬を使用していこうと思いました。
大変参考になりました。
本当にありがとうございますm(_ _)m
また、遊びにきます。
  1. 2014/09/26(金) 01:06:48 |
  2. URL |
  3. まろんまま #-
  4. [ 編集]

まろんまま さん

先生の言ってる事、
例えば「ゼリー状のもの」の話も
「変成部分は治らない」と言う話も、
どれもきっと間違いではないと思うのです。
現にディアの目の白い部分は薄く小さくはなったけど消えてはいないです。
「ゼリー状」の話も、飼い主相手にわかりやすく話した内容だと思うので、
これが「週刊V-magazine」のように専門用語を使って話したとなると、
また違う感じの話だったんじゃないのかなぁと思ったりもします。

受診した時の獣医師の話も全部は覚えていられないですよねー。
言った事は速記者に筆記してもらいたいと思ってる私です。
  1. 2014/09/26(金) 06:14:51 |
  2. URL |
  3. kuro #-
  4. [ 編集]

うぅぅ~ん・・・

難しいよね・・・ってか、読んでもイマイチ理解できないし。。。(恥)
なんとなくだけど・・・白い部分をとっている・・・というのがもの凄くコワイ感じがしちゃうけど・・・
  1. 2014/09/26(金) 15:51:22 |
  2. URL |
  3. かぐら #4jJRXCxg
  4. [ 編集]

かぐらさん

かぐらさんじゃないのっ!
お元気でしたか?
弟さんも皆さんもお元気ですか?
お嬢さんも?
もー、心配させるわー。
うちの娘と同じくらい心配させるわー。

目の事だけど生き物だからね・・・・
みんな違いますもん。
だから答えもみんな違うんですよ。
ディア見たいにステロイド飲んでるコはまた違うかもしれないしね。
合う合わないはそれぞれだし。
  1. 2014/09/26(金) 17:26:25 |
  2. URL |
  3. kuro #-
  4. [ 編集]

白内障=目が白くなる=見えなくなる
と言う図式が頭の中に出来上がっていて
どうしても白いのが改善させると
改善されたと捉えてしまいます。
白いのも目には必要とは思いもしなかった。
目からうろこです。

ディアちゃんは腎臓を指摘されたのね。
腎臓も気にかかる臓器だから
心穏やかじゃないね。

チョビは肝臓を指摘されました。
次回の検査で数値に改善がみられなければ
治療対象になる様子。
なので、今与えてるサプリを
一部変えることにしました。
以前エルママ様から教えていただいた
ベジタブルサポートと言うサプリ。
過去2,3度肝臓の数値を指摘された時に
取り寄せた事があるの。

前回は丁度1年前。
総胆汁酸の数値がいきなり50を
越えた時です。
慌てて取り寄せました。
4か月後の検査で0.1未満まで戻っていました。

今回はASTが54だった。
(いつもは20-30台)
次回の検査まで続けるつもりです。
ディアちゃんにしろチョビにしろ
ステロイドを服用し続けてる子は
肝臓腎臓に負担がかかってるもんね。

ベジサポは粉末だから
口の周りが黄緑色に汚れて
ガビガビになるけど
それは拭けばいい。
よく噛まれそううになるけど、
しゃあないわ。
いや、ホントは良くないんだけどネ。

健康第一

ディアちゃんも腎臓がこれ以上
悪くならないように
お互いボチボチ行こうねー。

kuroさんの腕は一息ついたのね。
良かったー!
私、とうとうオムロンの
低周波治療器を買っちゃった。
一日2回までなんだけど
病みつきになりそうよ(笑)
根本的にはマウスを使うなって事だけど
マウス派なのでねー(汗)
  1. 2014/09/27(土) 14:36:09 |
  2. URL |
  3. チョビのお姉さん #-
  4. [ 編集]

チョビのお姉さんさん

>どうしても白いのが改善させると
>改善されたと捉えてしまいます。

もちろん獣医師もそうだと思うよ。
目視で判断してるんだし。


ディアは肝臓数値も良くないのさ。
でも獣医師が「プレドニゾロン飲んでる割には」そう悪くないねと言う程度。
ここの病院では肝数値上がりすぎてプレドニゾロンやめたアジソン患者が居るんだって(複数。2匹・・・かな?)
北海道は寒くなってきたのでディアに腹巻作ってみたわー。
いいかどうかはこれから様子を見ていく。


>私、とうとうオムロンの
>低周波治療器を買っちゃった。

チョビのお姉さんさん、重症だったんだねー。
で、いい感じなのね?使い心地。
いいねー。
私は忙しいと痛くなったり、重だるくなったりするけど、
前みたいに病む所まではいかなくなったわ。
これから冬に向けて稼働が下がるので、
この冬で腕も休ませて上げようと思ってる。

人間も犬も健康第一だね。
  1. 2014/09/27(土) 19:43:48 |
  2. URL |
  3. kuro #-
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2014/09/27(土) 23:36:43 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

内緒さま

それは本当に大変なことだと思います。
ディアは急に痩せて筋肉が落ちたがために
腰やら足やらに異常が出たんだと思うのです。
(原因のすべてがそれじゃないかもしれないけど)
また、必要以上に筋肉が落ちることで神経に障りがある場合もあるそうなんですよ。
(大きな神経に)
どうか、お大事にされてください。
  1. 2014/09/30(火) 22:09:53 |
  2. URL |
  3. kuro #-
  4. [ 編集]

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